コスタリカはタラス地方。
この地に生産処理場を構えるラ・リア・マイクロミルは近年のスペシャルティコーヒーにおける、 小ロット化の流れに沿う形で2008年に操業を開始しました。
ラ・リア・ミルは創業間もなくコンスタントにCOEの入賞実績を重ねることで、早くも当地における秀逸なコーヒー・ミラーとしての地位を確立しました。
今回のピエサン農園は、2013年に新たに購入した農地であり、標高は2,000mに迫ります。
同ミルではケニア式ともいわれるダブルフリーウオッシュドを手掛けることが知られており、 水洗式系統のコーヒーづくりを得意としています。
ピエサンのポテンシャルも、その鮮やかな酸味にありますが、 今回採用された水洗式に属するホワイトハニー製法によって、 そのフレッシュでジューシーな酸が余すところなく引き出されているといえるでしょう。
生産国 | コスタリカ |
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オーナー | ウレーニャ兄弟 |
エリア | タラズ地方、サンフランシスコ・デ・レオンコルテス |
標高 | 2,000m |
品種 | カトゥアイ |
生産処理 | ホワイトハニー |
焙煎度 | 浅煎り |
カッピングコメント | Riesling, Grapefruits, Clean cup, Round |
ペルー南端に位置するプーノ県。
南にチチカカ湖を望むイナンバリ地区は当地の代表的なコーヒーの生産地であり、 アンデス山脈の西側に多くの栽培エリアが展開されています。
プーノ県は東にボリビアのラパス県と隣接しており、 周辺の山岳地帯は国境を挟んで”ユンガス地方”と呼ばれています。この温暖な気候と特徴とするユンガスの山々はコーヒーの栽培に理想的な環境を備え、 生産量は少ないものの、素晴らしい品質のプーノ・コーヒーが育まれています。
鮮やかな酸と甘さを持つ当地のコーヒーは、隣国ボリビアのカラナビ地区のコーヒーとは異なった味わいがあり、 かすかに感じられるそのフローラルな余韻は、サンディア渓谷のテロワールの多様性を感じさせてくれます。
生産国 | ペルー |
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生産者 | グレゴリオ・オルティス・ラウラ |
エリア | サンタロサ バジェ・イナンバリ |
標高 | 1,550m |
品種 | ブルボン、カトゥーラ |
生産処理 | ウオッシュド |
焙煎度 | 浅煎り |
カッピングコメント | White Peach, Mayer Lemon, Syrup, Round |
プロフェッショナル向けのトレーニングを行っている三神 亮によるAillio (アイリオ)を使いこなすためのマニュアルです。
Roast Design Coffeeではコーヒー豆の販売や店舗営業だけでなく、 コンサルティング事業部としてプロフェッショナル向けのサービスも展開しております。
生豆専門商社での勤務経験と、各種競技会での審査員やコーチなどを長年努めた経験から お客様の品質向上のサポートや、新規開業のアドバイス、競技会に向けてのトレーニングなどを行っております。
焙煎・抽出、そして産地と生豆に精通したコーヒーファナティック三神による秘伝マニュアルで、みんなでAillioマスターを目指しましょう!
・アイリオの特性について解説
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・焙煎傾向とテイストバランスについて
・ROAST WORLDでのRDCの参考プロファイルのご案内
*プロ向けセミナーのAillio編を一部編集した内容となっておりますが、
本マニュアルにのみ記載されている内容もございます。
ファイル形式 | ファイル容量 | 2.2MB |
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画像サイズ | 960×540px |
ページ数 | 31ページ |
対象の焙煎機 | Aillio Bullet R1/V2 |
ホンジュラスの秘境、サンチア・デ・ゴプリングラ。
ラパス県に位置するこの生産エリアは、隣接するインティブカ県にあるポッソネグロ地区とともに、近年のスぺシャルティシーンで台頭してきた生産地です。
それまではサンタバルバラ県や、ラパス県のマルカラ地区等がホンジュラスの代表的な銘柄としてよく知られていました。
これらの銘柄はしっかりした過熟な甘さと質感を持つのが特徴ですが、 サンチアゴプリングラのテロワールは構造の整った酸が印象的です。
青リンゴのような風味に合わさる凛とした酸は、甘くだらけた印象になりやすいホンジュラスのコーヒーに程よい緊張感を与え、上品なバランスに仕上げてくれます。
オーナーのカタリーノ・バスケス氏は極諸規模の農地からコーヒー栽培を始め、 年々農地を拡大し、やっと自身の理想のコーヒーが生み出せるようになってきたと語ります。
Integral Cipresは”統合された杉の木”を意味し、当地がまさに深い森の中にあることをあらわしています。
生産国 | ホンジュラス |
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生産者 | カタリーノ・バスケス |
エリア | ラパス県、サンティアゴ・デ・プリングラ |
標高 | 1,650m |
品種 | カトゥアイ |
生産処理 | ウオッシュド |
焙煎度 | 浅煎り |
カッピングコメント | Apple, Chamomil, Sweet, Round |
エチオピア南部地方のシダマ州は、シダマ民族が居住する行政地区となっており、 同国では最も知名度のあるシダモコーヒーの生産地の一つとして高い知名度を誇っています。
今まではイルガチェフェ地区を擁するゲデオ県や、同じくシダモ・タイプAの生産地である、グジ県、西グジ県のコーヒーが重要視されてきましたが、 2020年に同国としては初の開催となったカップオブエクセレンスの品評会において、 多くの入賞コーヒーを輩出したことから、にわかに注目されるようになってきました。
力強く、明確なフルーツノートを感じられることのできるシダマ州のコーヒーは、 かなりテロワールの細分化が進み、従来の”シダモ”の枠組みを超えてくる素晴らしい風味を備えるようになりました。
現在はボナズリア・ウオレダ(区)までのトレーサビリティーが判明していますが、 今後はそれより小さいコミュニティであるケベレ(村)までのテロワールがたどれるようになると考えられます。
ぜひこのコーヒーを通してエチオピア・コーヒーの革新を体験していただければと思います。
生産国 | エチオピア | 輸出業者 | トラコントレーディング |
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エリア | シダマ州 ボナズリア |
標高 | 1,990m |
品種 | ローカルランドレイス(エチオピア原生種) |
生産処理 | ウオッシュド |
焙煎度 | 浅煎り |
カッピングコメント | Orange, Darjeeling tea, Syrupy, Sweet |
ブランデー/コニャックの代名詞ともいえるヘネシーVSOP。
その中でも”フィーヌ・シャンパーニュ”の呼称が許されるのは、 グランド・シャンパーニュエリアとプティット・シャンパーニュエリアの原酒のみを使用して作られたコニャックのみで、 さらに生産量の限られたグランド・シャンパーニュ原酒を50%以上に保つ必要があります。
このブレンドは1976年に日本限定品として生まれたもので、 それゆえ大変貴重な蒸留酒であることがわかります。
今回のインフュージョンコーヒーはパナマ最高峰の農園かつ、パナマゲイシャの始祖として名高い、 かのアシエンダ・ラ・エスメラルダ・ゲイシャ・プライベートコレクションをセレクト。
当ロットはいわゆる”プライベート・リザーブ”に相当する希少品ですが、 類まれな芳香によって世界中のコーヒーラバーを虜にしたこの正統派のゲイシャ種を大胆に使用しました。
ヘネシーの干しブドウを思わせる甘さと風味が、エスメラルダ・ゲイシャのフローラルさと交わることで、大変魅惑的なインフュージョンコーヒーが誕生しました。
期間限定の特別コーヒーをぜひこの機会にご堪能ください。
生産国 | パナマ |
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エリア | チリキ県 ボケテ |
標高 | 1,600m |
品種 | ゲイシャ |
生産処理 | ウオッシュド |
生産者 | プライス・ピーターソン |
焙煎度 | 中煎り |
カッピングコメント | Peach, Clean, Syrup, Elegant, Round Long after taste |
コロンビアの名産地としてすでに認知度の高いウイラ県。
近年では数多くの農園や農協が多様性に溢れるコーヒーづくりに心血を注いでいます。
今回お届けするロットのコーヒーはロス・モリノスという名称が与えらえた、14件の極小の家からの集積ロットとなります。
品種はコロンビアでは大変珍しいパカマラ種となっています。
輸出業者であるマスターコル社は近年頭角を現してきた輸出業者であり、ここでは多くの品種と生産処理のバリエーションを備えた魅惑的なラインアップが特徴です。
また同社ではワインのネゴシアンのごとく、周辺農家に指定した品種を栽培してもらい、それらを自社の生産処理設備で理想的な形に仕上げるという取り組みを行っています。
パカマラの品種特性である青リンゴや、グレープフルーツのような風味はコロンビアのウイラ県のテロワールの力をえてさらに圧倒的なフレーバーを得るに至っています。
生産国 | コロンビア |
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エリア | ウイラ県 サラド・ブランコ |
標高 | 1,700m |
品種 | パカマラ |
生産処理 | ダブルファーメンテーション |
ロット名 | ロス モリノス |
輸出業者 | マスターコル |
焙煎度 | 浅煎り |
カッピングコメント |
キャラクターの異なる3種のブレンドを限定販売いたします。
"01"はアプリコットや金柑を思わせる風味。
滑らかな質感にまとまっています。
"02"はストロベリーやフランボワーズといったベリーの果実感の豊かなコーヒーです。
"03"はピーチやりんご、フローラルな印象の上品な味わいです
焙煎度合いは全て中煎りです。
キャラクターの異なる3種のブレンドを限定販売いたします。
"03"はフローラルな印象と、ピーチやりんごの風味のコーヒー。
ゲイシャ種のキャラクターも楽しめます。
焙煎度合いは中煎りです。
キャラクターの異なる3種のブレンドを限定販売いたします。
"01"はストロベリーやフランボワーズを思わせるベリーの果実感豊かな味わいです。
アナエロビック ナチュラルがいいアクセントになった配合のブレンドです。
焙煎度合いは中煎りです。
キャラクターの異なる3種のブレンドを限定販売いたします。
"01"はアプリコットや金柑を思わせる風味。
滑らかな質感にまとまっています。
焙煎度合いは中煎りです。
中央アフリカのコーヒー生産国であるブルンジ。
東はケニアに接し、北部はアフリカの経済でも著しい成長を見せるルワンダがあります。
紅茶の生産国でもあるブルンジは、コーヒーの生産に国として力を入れており、 そのフレーバーの素晴らしさは多くのスペシャルティコーヒー愛好家の心を射止めています。
ネンバ・コーヒーウォッシングステーション(CWS)はブルンジのなかでも最もテロワール秀でだエリアである、カヤンザ地区に位置しており、国際品評会として名高カップオブエクセレンスでも一位の栄誉に浴したことのある実力派です。
スイスの大手商社であるスカフィナの系列を組む、グリーン・コ農協では品質、衛生、倫理に配慮を行った素晴らしい管理が有名であり、ネンバ以外のCWSもCOEに入手していることから、 同農協はブルンジにおける輝かしいブランドとして存在感を放っています。
生産国 | ブルンジ |
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エリア | カヤンザ |
標高 | 1,700m |
品種 | ブルボンマヤゲス |
生産処理 | ウオッシュド |
農協 | グリーンコ |
焙煎度 | 浅煎り |
カッピングコメント | Apricot, Black currant, Tea like, Lactic |
中米のコーヒー生産国としてはホンジュラスに次いで第二位の生産量を誇るメキシコ。
その多くがアメリカ合衆国向けのため、日本ではあまりなじみのない銘柄かもしれません。
今回カップオブエクセレンスのナショナル・ウイナーに入手したラ・ペーニャ農園は、 同国の三大生産地の一つであるチアパス州にあり、 オーナーであるロブレロ氏は1988年に農地を継承し、カティモール、ブルボン、そしてマルセジェッサ種などの品種の栽培を始めました。
甘い香りと、滑らかなボディがメキシコのコーヒーの特徴ですが、 当ロットはシトラスやリンゴのようなニュアンスがありエレガントな印象を持ちます。
乳酸やかすかなフローラルも感じられることから、近年のメキシコの進化に目が離せません。
生産国 | メキシコ |
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エリア | チアパス県 シウテペク |
標高 | 1,500m |
品種 | カティモール、ブルボン、マルセジェッサ |
生産処理 | ウオッシュド |
生産者 | イスマエル・ラミレス・ロブレロ |
焙煎度 | 浅煎り |
カッピングコメント | Dry Fig, Raisin, Caramel, Sweet, Full Body |
生豆をウイスキーなどスピリッツに漬けたのちに焙煎し、互いの風味や甘さの相乗効果を高めたインフュージョンシリーズ。
コーヒーのもつ甘さと滑らかさを最大限に引き出すようやや深めに焙煎し、印象度の強いスピリッツと味のバランスをとっています。
ダークフルーツやキャラメルのような甘さを誇るケニア・ミトンド。
この甘く重厚なケニアの中煎りにパートナーとして今回セレクトした、 日本の代表的なウイスキー“余市”。
ジャパニーズウイスキーの祖とも言える竹鶴政孝が北海道の余市で開いた蒸留所では、 本場スコットランドに範をとりながらも、独自の境地を表す素晴らしいウイスキーが製造されています。
甘く滑らかな香りと程よく効いたピート香は芳醇かつ重厚な風味を表しており、 同じく重厚なケニア・ミトンドと合わさることで絶妙なバランスを生み出しています。
熟したピーチやバニラのような風味が感じられるこの余市×ミトンドは、RDCのインフュージョンコーヒーのラインアップの中でも屈指の甘さを誇る逸品となりました。
生産国 | ケニア |
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標高 | 1,486m |
エリア | キリニャガ郡 |
品種 | ルイル11、SL28、バティアン |
生産処理 | ケニア式(ウオッシュド) |
原材料 | コーヒー豆( 原産国ケニア)、ウイスキー |
カッピングコメント | Dark Cherry, Peach, Vanilla, Smooth |
エチオピア南部県であるゲデオ・ゾーンは"イルガチェフェ"というブランドのコーヒーを産出することで、すでに名を馳せている名産地ですが、 今回ご紹介するコーヒーはこのゲデオ県最南端に位置するゲデブ・ウォレダに属するロットとなります。
ゲデブ・ウォレダには、ウォルカ・サカロ、バンコ・ゴチチといった、さらに細かく優良なテロワールが存在してますが、このチェルチェレも近年評価が向上してきている生産地です。
従来のイルガチェフェのキャラクターは紅茶のような風味、フローラルなニュアンスが特徴ですが、 このチェルチェレではさらに洋ナシのような風味に加えて甘いスパイスが感じられます。 ぜひこの複雑なフルーツの余韻を楽しんでいただければと思います。
生産国 | エチオピア | エリア | ゲデオ県、ゲデブ地区、バンコ・チェルチェレ村 |
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標高 | 1,970m |
品種 | ローカルランドレイス(エチオピア原生種) |
生産処理 | ウオッシュド |
焙煎度 | 浅煎り |
カッピングコメント | Pear, Sweet Spice, Floral, Smooth |