ニカラグア北の銘醸地ともいえるヌエバ・セゴビア地区は、 同国の品評会でも最多の出品数を誇る随一の生産エリアとして名を馳せています。

オーナーのオルテス氏は代々農園主の家系に連なる生産者で、 父君の死後、その意思を継いでスペシャルティコーヒーの生産に心血を注いできました。

残された遺産を全てなげうって最新鋭のブラジル製生産処理設備を導入し、 ニカラグアでは珍しかった入念な比重選別を行う事で品質の向上に努めたことからも、 オルテス氏の情熱と生産者としての勤勉さが感じられます。

農園が位置するディピルトはホンジュラスとの国境に近く、 比較的標高が低いニカラグアでも、ここは高い標高を持つエリアになります。

オレンジ色のジャカランダの花が咲き乱れる緑豊かな農園は、 まさに”ガーデン”と形容できる美しい景観を湛えています。