コロンビアにおいては主に小規模生産者によってコーヒーの栽培が行われており、 農協や輸出業者などが一定数を集積することで地域ごとのコーヒーロットを形成することが基本になっています。

そのため生産規模のかなり少ない農家では自身の農地に農園名をつける習慣がありません。

こうした理由により、当ロットのコーヒーには大変質素な名称区分がなされています。

今回のコーヒーはさらに栽培面積の狭い極小のテロワールを持つ、わずか６軒の農家を厳選することによって誕生したスペシャルロットとなっています。

さらにコロンビアではまだ珍しいエチオピア原生種の一つであるJava種が採用されています。

通常のJava種はややフローラルなニュアンスがあるものの、ナッツ様の未熟な風味を持ちやすいのが難点とされていますが、 このスペシャルロットではそういった未熟な風味は全くなく、むしろ柑橘系の花を思わせるような芳香とジューシーな酸が十分に感じられます。